2022/09/01
症例:腸管腫瘍
腸管は大きく小腸、大腸、に分類されます。
小腸において一般的な悪性腫瘍には消化管型リンパ腫や腺癌、平滑筋肉腫などがあります。
腸管腫瘍では長期にわたり繰り返す嘔吐や体重減少、下痢、血便などがみられます。
血液検査、X線検査、エコー検査などで腫瘍が疑われた場合、さらなる精査のため
内視鏡検査での生検や開腹手術にて腫瘍を切除し、病理検査で確定診断を行います。
リンパ腫の場合、化学療法として抗がん剤の投与も選択肢の一つとなります。
大腸、直腸の腫瘍では腺腫様ポリープが最も多く、排便困難や血便がみられます。
選択としては外科的な腫瘍切除も考えられます。
肛門近くにできた腫瘍は「粘膜プルスルー術」という方法で切除することができます。